【お役立ち情報】公共交通機関でのペット移動(犬)

お役立ち情報

旅行や動物病院への通院、引っ越しなど、移動手段として、車以外に公共交通機関を利用して、ペットは移動できるのでしょうか?ご参考までに交通手段別にご紹介します。

🚊電車

ペットは手回り品としての扱いになり、持ち込みできる条件が、各鉄道会社で様々です。
例として、JR全線の内容を記載します。

JR全線

料金:290円(手回り品として改札窓口で切符購入)在来線だけでなく、新幹線も同様
条件:縦横高さ合計120cm以内 ケースと合わせた重量10kg以内
   OK:クレート/キャリーバッグ/リュック ※全身が入るケース(顔を出さないこと)
   NG:抱いて乗る/リードのまま/ドッグスリング/ペットカート
   ※法令の認定を受けた盲導犬・介助犬・聴導犬は無料、リードのままで可 
https://jreastfaq.jreast.co.jp/faq/show/1086?category_id=22&site_domain=default


大型犬の電車移動は難しいということになります。
各鉄道会社により持ち込みできるサイズは異なりますが、私鉄においても縦横高さ合計90cm以内、ケースと合わせた重量10kg以内という条件であればクリアできる場合が多いようで、条件に合う小型犬であれば問題ないでしょう。※縦横高さ70cm以内という条件の鉄道会社もあります。

各鉄道会社別に料金が無料である場合、手回り品として駅改札窓口で運賃を支払う有料の場合があります。下記にリストとして記載しますので、参照ください。※2020年6月時点

有料

JR全線 \290  
いすみ鉄道 ¥210
小湊鐡道 ¥280
上信電鉄 ¥270
富士急行 ¥290
大井川鐡道 ¥270
しなの鉄道 ¥290
伊豆急行 ¥290
伊豆箱根鉄道 ¥290
名古屋鉄道(名鉄)¥290
愛知環状鉄道 ¥290
養老鉄道 ¥290
近畿日本鉄道(近鉄)¥290
南海電鉄 ¥290
京阪電鉄 ¥280
阪急電鉄 ¥290
阪神電鉄 ¥290
山陽電鉄 ¥290
泉北高速鉄道(泉北ライナー)¥290
神戸電鉄 ¥290
伊勢鉄道 ¥290
智頭電鉄 ¥290
高松琴平電気鉄道(ことでん)¥210
伊予鉄道 ¥300
西日本鉄道(西鉄) ¥290

無料

札幌市営地下鉄 ¥0
函館市電 ¥0
仙台市営地下鉄 ¥0
青い森鉄道 ¥0
東京メトロ ¥0
都営地下鉄 ¥0
ゆりかもめ ¥0
りんかい線 ¥0
東京モノレール ¥0
多摩モノレール ¥0
都電荒川線 ¥0
東急電鉄 ¥0
小田急電鉄 ¥0
京王電鉄 ¥0
京成電鉄 ¥0
新京成電鉄 ¥0
京浜急行電鉄(京急) ¥0
東武鉄道 ¥0
西武鉄道 ¥0
横浜市営地下鉄 ¥0
相模鉄道(相鉄) ¥0
みなとみらい線 ¥0
シーサイドライン ¥0
江ノ島電鉄 ¥0
埼玉高速鉄道 ¥0
埼玉新都市交通(ニューシャトル) ¥0
秩父鉄道 ¥0
千葉モノレール ¥0
埼玉高速鉄道 ¥0
静岡鉄道(静鉄) ¥0
遠州鉄道(遠鉄) ¥0
名古屋市営地下鉄 ¥0
大阪メトロ ¥0
大阪モノレール ¥0
北大阪急行 ¥0
京都市営地下鉄 ¥0
神戸市営地下鉄 ¥0
ポートライナー ¥0
六甲ライナー ¥0
岡山電気軌道(おかでん) ¥0
広島電鉄 ¥0 福岡市営地下鉄 ¥0
北九州モノレール ¥0
熊本電鉄 ¥0
甘木鉄道 ¥0
鹿児島交通局 ¥0
ゆいレール ¥0

🚍バス

路線バスは、一般的には無料です。小型犬であれば、顔を出さない全身が入るケースに入っていれば、問題ないでしょう。※法令の認定を受けた盲導犬・介助犬・聴導犬は無料、リードのままで可

高速バスは、各バス会社によって、異なります。JRバスについては、昼行便のみ持ち込み可となっています。夜行バスは不可。他のお客様の迷惑になる場合は下車をさせられる場合があります。例として西鉄バスは床下トランクのみ可など、バス会社によって条件が付く場合があります
※法令の認定を受けた盲導犬・介助犬・聴導犬は無料、リードのままで可

個人的な考えですが、やむを得ない場合を除いては、
長距離バスでのペットを連れての移動は、ペットの精神的・身体的負担が大きくおすすめできません
観光バスであれば、犬連れを前提とした旅行、観光バスがありますので、そちらを利用されると良いと思います。https://wan-bus.com/

🚗タクシー

基本的には持ち込みは可能です。電車同様、顔を出さない全身が入るケースが条件になるところもあれば、スリングのような状態でもよい場合があります。大型犬は断られる場合が多く、その条件はタクシー会社によって、異なります。事前にタクシー会社に確認が必要です。多いようです。料金は無料の場合が多いようです。ペット専用のペットタクシーも増えてきており、急病時に動物病院への救急搬送などできることと大型犬専用にワゴンタイプの送迎車もあるようですので、事前に調べておくと良いですね。
■参考例:ペットタクシー(三和交通)
https://www.sanwakoutsu.co.jp/special/vol_005.html

✈飛行機

条件により持ち込み可否が異なるので、以下内容ご確認ください。
ペット持ち込みの際は、各航空会社指定の同意書への署名が必要です。

ANA(国内線)

犬の機内持ち込みはできませんが、貨物室にて預ける場合は持ち込み可です。

毎年5月1日~10月31日の夏季期間は、他の犬種と比較して高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こす恐れのある「短頭犬種」の預かりはしていない※短頭犬種:ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、ボクサー、シーズー、ボストン・テリア、ブル・テリア、キングチャールズ・スパニエル、チベタン・スパニエル、ブリュッセル・グリフォン、チャウチャウ、パグ、チン、ペキニーズ
生後4か月未満の仔犬や妊娠している犬を預けることはできません。

持参のペットケージを使用する場合、IATA規定に適合した、航空輸送に耐えうるペットケージに入れておく必要あり。

  • 頑丈な屋根がついている
  • 丈夫なケージである(硬質プラスチック、金属製、木製など)
  • 換気用の窓が備わっているなど通気性がある
  • 外側に機能的な取手付がついている
  • 逃亡や接触を防ぐために鍵がついている
  • 車輪は取り外しが可能、または固定が可能
  • ペットが立つ、座る、寝る、回転できる大きさである
  • 吸水剤の下敷きなどがあって、液体や汚物などが外に漏れないよう耐水装置がある
  • 保冷マット、飲み水やエサ用の適当な容器や皿が、ペットの状態や輸送時間に応じて準備されている(乗継地でのエサやりは不可)

航空会社貸し出し用ペットケージのサイズは4種類
小型用(S)幅40×奥行55×高さ40(cm)チワワ、マルチーズ、ポメラニアンなど小型犬、猫
中型用(M)幅46×奥行66×高さ50(cm)ビーグル、コーギー、コッカー・スパニエルなどの中型犬
大型用(L)幅55×奥行80×高さ60(cm)ボクサー、エアデールテリア、ウィペットなどの大型犬
特大用(LL) 幅65×奥行95×高さ70(cm)シェパード、レトリバー、ドーベルマンなどの大型犬

料金は、ペットケージ1個につき1区間あたり\6,500
※北海道内路線、東京(羽田)=八丈島、福岡=対馬/五島福江/宮崎、長崎=対馬/壱岐/五島福江、沖縄(那覇)=宮古/石垣は\4,500

JAL(国内線)

犬の機内持ち込みはできませんが、貨物室にて預ける場合は持ち込み可です。
年間通して、フレンチ・ブルドッグ、ブルドッグは預かりしていない
毎年5月1日~10月31日の夏季期間は、他の犬種と比較して高温に弱く、熱中症や呼吸困難を引き起こす恐れのある「短頭犬種」の預かりはしていない※短頭犬種:アーフェンピンシャー、イタリアン・コルソ・ドック、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル、キング・チャールズ・スパニエル、シーズー、シャー・ペイ、スタッフォード・シャー・ブル・テリア、チベタン・スパニエル、チャウチャウ、チン、パグ、ピット・ブル、ブル・テリア、ブリュッセル・グリフォン、ペキニーズ、ペロ・デ・プレサ・カナリオ、ボクサー、ボストン・テリア、ボルドー・マスティフ、マスティフ、ラサ・アプソ

重量制限があり、ひとりにつき、ペットとほかの預ける手荷物を含め、合計100kgまで。
ペットとクレートの合計重量が32kg以内。※32kgを超える場合は貨物扱い

持参のペットケージを使用する場合、IATA規定に適合した、航空輸送に耐えうるペットケージに入れておく必要あり。体重が5kg以上のすべての犬種、および成犬・幼犬を問わず指定する特定犬種の場合、金属製のケージに入れる必要あり。※特定犬種:秋田犬、紀州犬、グレートデーン、シェパード、セントバーナード、土佐犬、ドーベルマン、ボクサー

航空会社貸し出し用ペットケージのサイズは4種類
小型用(S)幅43×奥行54×高さ40(cm)チワワ、マルチーズなど小型犬、猫
中型用(M)幅51×奥行69×高さ48(cm)ビーグル、コーギーなど中型犬
大型用(L)幅55×奥行89×高さ60(cm)ボクサー、ウィペットなど大型犬
特大用(LL) 幅65×奥行90×高さ67(cm)シェパード、レトリバーなど大型犬

料金は、ペットケージ1個につき1区間あたり3,000円~6,000円
※路線により料金が異なります。

その他航空会社

LCCはペット持ち込み不可の場合が多いです。
スカイマーク、ソラシドエアは、犬の機内持ち込みはできませんが、貨物室にて預ける場合は持ち込み可です。※犬種により条件在ります。
料金はスカイマークは、ペットケージ1個につき1区間あたり一律\5,000
ソラシドエアは、ペットケージ1個につき1区間あたり\6,000※石垣-沖縄線は、1個1区間あたり4,000円

スターフライヤーは、2022年3月27日よりペットと同伴搭乗のサービスを始めています。
小型犬であることやおむつの着用が必要です。1区間あたり\50,000※搭乗者の航空代金は別途必要
https://www.starflyer.jp/checkin/pet/flywithpet/
貨物質にて預ける場合は、\6,000

まとめ

公共交通機関を利用してのペット移動に関して、長距離であれば飛行機、中距離であれば電車、近距離であればタクシーやバスとできるだけ移動時間を短くしてあげるよう配慮が必要と感じました。
公共交通機関を利用する場合は、参考にしてみてください。
いちばん良いのは自家用車での移動ですが、移動時間に合わせて休憩させてあげてください。高速道路ドッグランのあるSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)については、下記記事をご参考ください。

高速道路ドッグラン



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